第2回口頭弁論に100人の支援者が集まる。

インターネットで被差別部落を晒す「部落探訪」(曲輪クエスト)の削除を求めた裁判の第2回口頭弁論が6月26日、さいたま地裁でひらかれた。さいたま地裁には約100人の支援者が傍聴に駆けつけ、抽選で44人が101号法廷で傍聴した。 

第2回口頭弁論報告集会を開催

口頭弁論後、埼佛会館で報告集会がおこなわれた。解放同盟県連の片岡明幸委員長は、情報流通プラットフォーム対処法(情プラ法)成立の意義を強調した。中央本部の赤井隆史中央書記長は、「大阪の裁判は、まずは消してほしいということで、5月1日に仮処分決定が出て、ネット上から削除された」と述べたうえで、「情プラ法は、例えばグーグルなどのトップページに、どうしたら削除申請ができるか表示させるもの。削除申請があった場合、プラットフォーマーは1週間以内に返事をしなければならない」と説明した。また、「削除指針をつくることも義務付けられたが、日本固有の部落差別を海外のプラットフォーマーに認識させる必要がある。日本文化に精通した専門員を配置させる必要があり、法律施行までに1年あるので、これらの準備をしなければならない」と述べた。

次回、口頭弁論は9月18日(水) 午後2時より

2024年07月25日