お知らせ一覧

12月4日予定第4回口頭弁論延期になる。

12月4日の予定の第4回口頭弁論、被告が審理移送申立を行っため延期になりました。
被告が、さいたま地裁から神奈川県内の裁判所に審理移送申し立てを行いました。「埼玉に来るのは遠い」「大勢の傍聴人に対して、糾弾会みたいだ」など大変に身勝手な言い分を前回していましたが、第3回口頭弁論以降、被告はこれを実行する移送申立を行いました。裁判所はこの請求を先に審理するために、12月4日予定されていた第4回口頭弁論は延期になりました。裁判の引き延ばし以外の何者でもなく、差別動画は拡散し続けることになります。許すことのできない態度に憤りを禁じえません。

次回、口頭弁論日が確定したら、すぐにお知らせします。

2024年11月23日

第3回口頭弁論開催 次回日程は12月4日

「部落探訪」削除裁判・第3回口頭弁論報告
9月18日の第3回口頭弁論がさいたま地裁で行われました。関係者100人以上が傍聴を求め地裁に集まり、傍聴席を埋め尽くしました。法廷の傍聴者を目の前にして、被告は「これは裁判ではない、糾弾会だ」などと裁判所・裁判への不満を口にしていました。法にもとづき公平に判断するという司法への冒涜です。裁判長から「意見を聴く機会をもうけて進めていきます」とたしなめられるなどしていました。次回口頭弁論期日は、12月4日と指定されました。

弁護士の報告より
 今回は事前に「請求の趣旨の拡張」を行いました。提訴後に新しく埼玉県内の8地区の記事が「曲輪クエスト」に追加され、現在全部で28の記事が掲載されています。8地区分の請求内容の拡張を行ったと報告がありました。
 個別の記事により発生した人格権の侵害による損害について、具体的に主張する書面と片岡委員長からは、全国の同和地区問い合わせ(中央本部に報告があったもの)事例の2020年から2023年までの具体的な件数を紹介し、「部落探訪」が原因で婚約破棄になった事例とインターネッの影響で起きた事例を紹介する意見書を提出しました。

2024年10月14日

第3回口頭弁論のお知らせと参加呼びかけ

「部落探訪」(曲輪クエスト)の削除を求めた裁判の第3回口頭弁論が9月18日、さいたま地裁でひらかれます。支援する皆さんの参加を呼びかけます。

「部落探訪」削除裁判・第3回口頭弁論
2024年9月18日(水)午後2時~
さいたま地方裁判所101号法廷
※集合 午後1時 さいたま地方裁判所前 傍聴抽選は午後1時20分からになります。
「部落探訪」削除裁判・第3回口頭弁論報告集会
日時:2024年9月18日(水)午後3時~
会場:一般財団法人 埼玉県佛教会館1階ホール(埼玉県庁先)
次第 
・主催者あいさつ
・弁護人報告 
・原告決意表明 
・連帯あいさつ
この件についての問い合わせ 埼玉県実行委員会事務局長小野寺迄 048-525-8531
2024年09月02日

第2回口頭弁論に100人の支援者が集まる。

インターネットで被差別部落を晒す「部落探訪」(曲輪クエスト)の削除を求めた裁判の第2回口頭弁論が6月26日、さいたま地裁でひらかれた。さいたま地裁には約100人の支援者が傍聴に駆けつけ、抽選で44人が101号法廷で傍聴した。 

第2回口頭弁論報告集会を開催

口頭弁論後、埼佛会館で報告集会がおこなわれた。解放同盟県連の片岡明幸委員長は、情報流通プラットフォーム対処法(情プラ法)成立の意義を強調した。中央本部の赤井隆史中央書記長は、「大阪の裁判は、まずは消してほしいということで、5月1日に仮処分決定が出て、ネット上から削除された」と述べたうえで、「情プラ法は、例えばグーグルなどのトップページに、どうしたら削除申請ができるか表示させるもの。削除申請があった場合、プラットフォーマーは1週間以内に返事をしなければならない」と説明した。また、「削除指針をつくることも義務付けられたが、日本固有の部落差別を海外のプラットフォーマーに認識させる必要がある。日本文化に精通した専門員を配置させる必要があり、法律施行までに1年あるので、これらの準備をしなければならない」と述べた。

次回、口頭弁論は9月18日(水) 午後2時より

2024年07月25日

6月26日に第2回口頭弁論

さいたま地方裁判所で「部落探訪」削除裁判の第2回口頭弁論が下記のとおり行われます。傍聴抽選にはずれた場合でも、午後3時より報告集会を行います。この差別拡散、晒し行為を断固許さない、埼玉裁判支援のために多くのみなさんの参加をお願いします。*「部落探訪」は現在「曲輪クエスト」と名前を変えています。

「部落探訪」削除裁判・第2回口頭弁論
日時 2024年6月26日(水)午後2時~
場所 さいたま地方裁判所
集合 午後1時 さいたま地方裁判所前
傍聴抽選(午後1時20分~)
第2回口頭弁論

「部落探訪」削除裁判・第2回口頭弁論報告集会
日時:2024年6月26日(水)午後3時~
会場:一般財団法人 埼玉県佛教会館1階ホール(埼玉県庁先)さいたま市浦和区高砂4-3-18 
次第 主催者あいさつ 弁護人報告 原告決意表明 連帯あいさつ(部落解放同盟関東甲信越地方協議会 部落解放埼玉県共闇会議 埼玉県人権教育研究協議会 同和問題にとりくむ埼玉県宗教教団連絡会議 埼玉人権啓発企業連絡会 埼玉県議会議員 熊谷市議会議員(予定))

2024年06月04日

さいたま地裁前・第1回口頭弁論報告集会

2月6日(水)13時から「部落探訪」削除裁判第一回口頭弁論がさいたま地裁で行われました。その後裁判報告集会が15時からさいたま市浦和区にある「埼佛会館」で行われました。

2024年3月13日 「探訪」裁判 第1回口頭弁論
「被告答弁は支離滅裂」池田原告
鳥取ループ・示現舎は出廷せず

 インターネットで被差別部落をさらしものにする「部落探訪」の削除を求めた裁判の第1回口頭弁論が3月13日、さいたま地裁でひらかれた。さいたま地裁には100人を超える支援者が傍聴に駆けつけ、抽選で47人が101号法廷で傍聴した。鳥取ループ・示現舎の被告宮部は、裁判に出廷しなかった。
 口頭弁論では意見陳述がおこなわれ、原告の池田三男・部落解放同盟熊谷市協中条支部長(4面に掲載)と、片岡明幸・埼玉県連委員長(次号4面に掲載)がそれぞれ裁判長の前で意見陳述した。
 池田支部長は「誰もが見られる状態に差別情報がさらされている現状は許しがたい」と述べ、差別情報の削除を裁判官に訴えた。
 片岡委員長は、「部落探訪」が①差別意識を喚起し、身元調査に悪用される②「全国部落調査」の出版差し止め判決に対する被告の報復行為である③削除を求める社会的な批判に対する被告の挑戦である④解放同盟が代弁者として団体原告となることを認めてほしいと述べ、すみやかに削除してほしいと訴えた。
 口頭弁論後、埼佛会館で報告集会がおこなわれた。片岡委員長は被告宮部の答弁書を取り上げ、①宮部は「自分はどこが部落か特定していない」と述べているが、「探訪」のなかには「資料を使って特定した」と書いており矛盾している②「探訪」は「全国部落調査」とは関係ないと述べているが、関係ないならなぜ「部落探訪」という名前を付けたのか辻褄が合わない③名前を変えればいくらでもネットに出せるから削除を訴えても意味がないと述べているが、裁判で負けてもまた別の形で出してやると宣言しているのに等しいことで許せない、と厳しく批判した。
 原告の池田支部長は、「宮部が出廷しなかったのは敵前逃亡だ。宮部の答弁書は支離滅裂で、まったく理屈が通らない」と批判、「最後まで、勝つまで頑張る」と決意を述べた。

山本弁護士が報告 

 集会では、田並尚明県会議員、埼人教の石川享助会長、人企連の筒井宏代表幹事、神奈川県連の根本信一委員長、東京都連の近藤登志一書記長が連帯のあいさつをおこなった。
 山本志都弁護士が裁判の報告をおこない、「多くの傍聴者に感謝したい。さいたま地裁で一番広い法廷が101号法廷で定員は47人。傍聴者があふれたのは関心の高さを示すものだ」と述べた。
 県内19地区が晒されていることについて、「記事がどのように権利を侵害しているのか主張したい。被告が各地区の集会所や墓地などポイントを押さえている点も示したい」としたうえで、「19地区から原告を出すのは困難だが、同盟員が権利侵害されている今こそ、解放同盟が原告になることを裁判で認めてほしい」と述べた。また、「動画リストは地名リストと同じ。被告にどんな形でも掲載してはいけないことをわからせなければいけない」と力強く訴えた。 
 参加者から「部落解放同盟は原告になれないのか」という質問に、「原告になることはできないということはない。すでに原告として提訴している。ただ、団体としてどのような権利侵害があるのかという点については、今後の争点になっていくだろう」と説明した。
 次回の口頭弁論は6月以降になる見込み。

 

2024年04月10日

さいたま地裁前・提訴支援集会と裁判報告集会(支援する会結成集会)開催

部落差別を助長する鳥取ループ糾弾「部落探訪」削除裁判支援集会を12月6日(水)13時からさいたま市浦和区にある「埼佛会館」で開催しました。

解放新聞埼玉版2023年12月15日号

2023年12月6日 さいたま地裁に提訴解放同盟県連と熊谷市の支部長

 熊谷市の池田三男支部長と部落解放同盟埼玉県連は12月6日、鳥取ループ・示現舎の「部落探訪(人権探訪)」に掲載された熊谷市および埼玉県内19ヵ所20本すべての記事の差し止めと、計660万円の損害賠償を求め、さいたま地裁に提訴した。
 さいたま地裁前には部落解放同盟の西島藤彦中央執行委員長も駆け付け、約80人の支援者が、提訴に向かう原告と山本志都弁護士を送り出した。
 提訴後、埼佛会館でおこなわれた報告集会・「部落探訪」裁判を支援する会結成集会では、片岡明幸県連委員長が「原告になるにはリスクがあるが、池田支部長の勇気を讃えたい」と述べたうえで、「この裁判を『全国部落調査』裁判の判決と合わせて、差別禁止法をつくるための足掛かりにしたい。被告宮部らは、原告への個人攻撃をする可能性がある。全県を挙げて原告を守ってほしい。必ず勝利を勝ち取ろう」と述べた。
 西島中央執行委員長は、「大阪、埼玉、年明けには新潟など全国各地で裁判を起こし、徹底的に被告宮部を追い込んでいく」と述べたうえで、「今の法律では、われわれ被害者が何ら救済されない。ネットの情報が加工されて拡散されることを入口で止めなければならない。裁判以外の方法で削除させる必要がある」と述べ「被告宮部に対して鉄槌を加えなければならない」と強調した。
 山本弁護士は、「埼玉では仮処分ではなく本訴を提訴した。解放同盟も同盟員の権利を守るため団体として原告になり、県下全ての投稿を削除させる提訴をおこなった」と述べたうえで、訴状の内容は、各ウェブページの掲載差し止め、損害賠償、第三者を介したネット掲載、出版、放送、一部の抽出、加工等も含む一切の公表の禁止を求めたと概要を説明した。また、有料会員が見られる動画サイト「JINKEN TV」も、判決によっては差し止められる可能性があると説明した。
 集会では、県共闘会議の金子彰さん、神奈川県連の根本信一委員長、田並尚明県会議員など、支援者が連帯のあいさつをおこなった。
 裁判の1回目の口頭弁論は2月以降の見込みで、多くの人の傍聴参加が呼びかけられた。。

2023年12月16日

「部落探訪」削除裁判・埼玉訴訟を支援する会を結成しました。

部落探訪」削除裁判・埼玉訴訟を支援する会とする本会は、全国各地の被差別部落の写真・動画をホームぺ-ジに掲載し、差別を拡散助長している鳥取ループの「部落探訪」を削除させるために訴訟を起こした部落解放同盟池田三男さんを支援するとともに、全国の裁判闘争と連帯して、インターネットにあふれている差別動画や差別情報の削除に取り組みます。

2023年11月19日